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バッテリー用簡易接続コネクター「エクスチャージ」 [スタッフの独り言]

現在開発中のバッテリー用簡易接続コネクター「エクスチャージ」
社名にも使われていてエクスチャージ株式会社さまが現在開発を進めています。

EX-01.jpg

私共は意匠デザインを担当させていただきました。

恐らく画像を見ただけではこの商品の意味することが伝わらないかと思いましたので、ブログでご紹介させていただきます。

ではまず、この商品は一体何か? 

説明が長くなりますが・・・

自動車にはバッテリーがつんであることは皆さんご存知ですよね。
そしてバッテリーは一般的な電池みたいに使いきるのではなく、走りながら充電しているので長い間交換しなくても大丈夫ということも、ご存知かと思います。

それでこの走りながら充電しているということは、常に走りながら発電していることにもなります。
このエクスチャージコネクターはそこに注目して開発されました。

システムのイメージとしては自動車にもともとあるメインバッテリーに、更に2つ目のサブバッテリーを積んで接続します。

 これで1台の車にバッテリーが2個になり、走りながら両方のバッテリーに電気を充電することができます。
充電されたメインバッテリーとサブバッテリーができたことになりますが、当然メインバッテリーの方はエンジンをかけるには必要です。
しかし、サブバッテリーは自動車には基本的には必要ありませんのでただのお荷物的な存在ということになります。

そこで!

このサブバッテリーを取り外して家などの非常用電源として使えば! という発想です。

システムイメージとしては

EX-02_03.jpg

・・・になります。なるほどです。

一見簡単そうに見えますが・・・しかし物事はそう上手くはいかなくて問題がひとつあります。

バッテリーの脱着です。

よく自動車のバッテリーが空っぽになってエンジンがかけられない時、違う車のバッテリーをつなげてエンジンをかけるケースがあります。
その時にバッテリー同士を2本のケーブルで接続しますが・・・

そのとき バチ!! 火花が!
 
なんてことがありますよね。 ちょっとビビってしまいます。

マイナスケーブルが先? プラス? ちゃんと順番があるのです。

あまり知識がなくてもだれでも安全に、コンセントみたいに簡単に抜き差しできないものか??
という発想をもとに開発したのが「エクスチャージ コネクター」になります。

単純に金属端子がオス・メスで抜き差しするものではありませんよ。
実は特許を取得するほどのアイデアがつまっています。

ここまで説明が長くなりましたが、実はここからが本題!

この充電されたサブバッテリー・・・どんな時に使うか?なのです

当然ですが震災の経験もありますので、非常時の電源確保という使い方はあります。
そして日常的な使い方としては、住居にある家電の電源として・・・
または、アウトドアレジャーなどの電源として・・・使い道は色々あるかと思います。

しかしながら、実はこのシステムが本当に役立つのは開発途上国の未電化地域なのです。

タイトル画像
(エクスチャージ(株)のHPより引用)

途上国ではインフラが国全体に整備されなかったり、貧困のため夜に電球ひとつ点けられない地域はまだまだ多くあります。
現在、開発援助としてソーラーパネルを取りけるプロジェクトはありますが、やはり天気次第という面もあり発電効率としは地域差が出てしまいます。

そこでこの「エクスチャージコネクター」のシステムが生かされてくることになります。

日常的に使う自動車、トラック、バス、トラクターなど途上国でも結構車は走っていいます。
そこで1台に複数個のバッテーリーを積んで走りながら充電します。
そして各未電化地域に充電したバッテリーを置いていき地域の住民に使ってもらといった考え方です。
空になったバッテリーを回収して、また走りながら充電をしていけばよいのです。

従来からの物流としての手段だけでなく、未電化地域に電気を届けるという電気物流もあわせもったシステムなのです。

エクスチャージ(株)さまは「未電化地域に電気を届けたい」 という想いからベンチャーとして開発をスタートしています。

残念ながらまだ開発中のため商品化はもう少し先ですが試作品はすでに海外に渡り、現地の人からは良い評価を頂いているようです。
すぐにでもかなりの数量を送ってほしいとの声があったのですが・・・量産化まであと一歩ようです。

しかしながらエクスチャージ(株)さまからはなるべく多くの数量を届けられるよう、現在誠意開発中とのことでした。
一日でもはやく現地の人に届けられると良いですね、頑張ってください。

早い時期に商品化のニュースをお伝えできるかと思いますので、是非楽しみにしてくださいね。

ご興味がある方は、是非エクスチャージ(株)のホームページをご覧ください。

エクスチャージ株式会社


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